『ゆらぐ輪郭 』
画家がそれぞれの眼差しで捉える世界は、意識のなかで常に揺らぎ、変容を孕んでいます。
対象を捉えるまなざしが生み出す微細なズレや、絵画固有の特性との出会いによって、

​​​​​​​イメージは時に思いも寄らぬ形へと姿を変えてゆきます。
本展では、異なる表現を用いる三名の画家を通して、それぞれが描き出す多様な「ゆらぐ輪郭」を辿ります。
どうぞ、その揺らぎに宿る豊かな表現をお楽しみください。

●期間
2025年5月17日(土)〜6月14日(土) 
13:00-19:00 
(会期中、土・日のみオープン)
★レセプションパーティー:5月17日(土) 18: 00〜20:00


●会場
gallery TOWED
●参加作家
 石山未来 / 上野早智子 / 白石雄樹





石山 未来 / Miki Ishiyama
2022年 多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
2024年 東京藝術大学院美術研究科絵画専攻油画研究分野修了
関東在住、主に絵画制作を行う。
主な展示に2024年 『ATAMI ART GRANT 2024 超-Beyond ATAMI』/尾崎ランドビル3階/静岡(熱海)、2024年 『幕間 Vol.01奥山の、しきみが花の名のごとや』/Gallery&Restaurant舞台裏/東京(麻布台)など。
上野 早智子 / Sachiko Ueno
日常に焦点を当て、制作をしている。
子どもと過ごす中で見つかる新たな視点や風景。
母である一方、一人の人間としての自身も見つめ直す。

2011 武蔵野美術大学大学院修了
【個展】
2024  Flowers /JINEN GALLERY/東京
2023  ありふれた日常/JINEN GALLERY/東京
2022  子どもの私/JINEN GALLERY/東京
2015  上野早智子展/ギャルリー東京ユマニテ Humanite.bis/東京
【グループ展】
2024   Flower Flower Flower/あるぴぃの銀花ギャラリー/埼玉
2023   長亭ギャラリー展2023/CHANGTING GALLERY/東京
2022  Drawing Multigeneration Square2022/galerie SOL/東京
2021   Multigenelation Square 交錯する世代、対峙する絵画/galerie SOL/東京
2014 京あるき in 東京 2014/アートスペース羅針盤/東京
2008  メークリヒカイト/ラディウムレントゲンヴェルケ/東京
2007   via art 2007/東京

【受賞】
2025   上野の森美術館大賞展入選
2023   長亭ギャラリー展2023入選
2014 第29回ホルベインスカラシップ奨学生
2008 via art 2007 審査員特別賞
白石 雄樹 / Yuki Shiraishi
1999 鹿児島県出身
経歴
2024 東京藝術大学 大学院 美術研究科 絵画専攻 油画技法・材料第二研究室 修了 
2021 東京藝術大学 美術学部 絵画科 油画専攻 卒業
展示
2024 コーポレートアートエイド京都 / 京都市美術館別館 / 京都
2024 「ランドスケール」第 72 回東京藝術大学 卒業・修了作品展 / 東京藝術大学
上野校地 / 上野
2022 「Visible Ray」/haco-art brewing gallery-/ 谷中
2022 「ショートショート」/ ターナーギャラリー / 南長崎
2021 環境芸術展示 / 台東区立環境ふれあい館ひまわり / 蔵前

・ステートメント
何気ない風景の規則性や関連性、その一端を記録する。
常に状態は移り変わり、その風景との出会いは偶然性を含みます。
人の手の加わっていない完全な自然空間から生活、住空間までの分布的なグラデーションの中で、モチーフのグラデーション間での位置を思考しながら制作工程をパターン化することで自然環境の持つ偶然性にアプローチする。モチーフの情報を選択したキャンバス内に空間的、視覚情報的に圧縮し、その存在について表現します。
Landscale
手前のものが奥のものと重なる時、視界から奥のものが消える。もしくはイメージが欠損します。遠くに見えるものその向こう側を含めての風景、下層にある絵の具や筆致を含めての絵画。
scene
ある範囲、視野内の物体に焦点を当て、2方向からのイメージで空間を掴む。地点1から地点2までの場面を描く。
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