『 手を匿う 』
本展を構成する3名の作家は、それぞれに独自のルールや制約を設け、あるいは素材や制作の過程を慎重にコントロールしながら作品を制作しています。その制作の積み重ねは、ときに作者の思考や意図から離れ、予期し得ない美しさへと結実します。
意図と制御の先に生まれる、偶然性の結晶。
それぞれに異なるアプローチから生まれる表現を、どうぞお楽しみください。​​​​​​​

●期間
2026年10月17日(土)〜11月8日(日) 
13:00-19:00 
(会期中、土・日・祝日のみオープン)

●会場
gallery TOWED 1F
●参加作家
 片川祐之介 / 宮﨑菖子 / 古川諒子






片川 祐之介 / Yunosuke Katakawa
空を映す釉、記憶を宿す土。
結晶釉を用いて、空や海、宇宙を思わせる器や動物のかたちを制作しています。
同じ釉薬や形であっても、窯の中では一つとして同じ表情は生まれません。私はその違いをばらつきではなく、それぞれの作品が持つ固有性として受け止めています。
人の手と自然現象のあいだに生まれる予測できない揺らぎを通して、生命の多様性にも通じる一回性を表現しています。
宮﨑 菖子 / Shoko Miyazaki
1997年 山口県生まれ。
2020年 成安造形大学 美術領域洋画コース卒業。
2022年 武蔵野美術大学大学院 造形研究科修士課程 美術専攻油絵コース修了。
絵の具や筆の数を制限する、形が重ならないように描くといった、一定のルールを設けることにより、絵を描く瞬間の思考や感情を介入させずに、何かを残していく行為として制作を行う。
支持体に形を埋めていく過程で筆のストロークが変化し、それに伴い絵の具の在り方も決定されていく。
描いたものの善し悪しや、それを観せること以前の、描く行為それ自体の痕跡として作品を展開している。
近年の展示に、「Play Field」DDD ART/東京、「遊々泳々」gallery dalston/東京、「いえーい」谷中トタン/東京、個展「エトセトラ」gallery dalston/東京、「風が透る」YOD TOKYO/東京、「うつつの暇」gallery TOWED、個展「works」GALLERY b.TOKYO 他。FACE2024 審査員特別賞受賞。Idemitsu Art Award2022入選。

古川 諒子 / Ryoko Furukawa
アーティスト。1994年兵庫県生まれ、2022年広島市立大学大学院 芸術学研究科 博士前期課程修了。千葉県を拠点に活動。イメージと言葉、絵画とタイトルの関係、名前や語順といった言語の構造を主題とする。英単語帳や扇風機の説明書、ピアノの教本、友人の日記など第三者が書いた文章を素材とし、そこから抽出・再構成した言葉を起点に絵画を制作する。近年ではインスタレーション、パッチワークキルト、映像、アートブックなどに取り組み、国内外で作品を発表している。
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